施工進捗日記
木造門型フレームで建てるビルトインガレージの家がスタートしました。
2009/12/15
みなさん、こんにちは八木工務店の山本です。
今回の建築は木造軸組工法+木造門型フレーム工法で建てる
ビルトインガレージをデザインした3階建専用住居です。
木造門型フレームの骨格
柱と梁をオリジナルコネクターで緊結させた堅牢な門(ゲート)の
ような形状のフレームであることから「門型フレーム」と呼んでい
ます。また、門の柱と柱のスパンを8mくらい開けることが出来る
ため、2台の自家用車を並列にしてのパーキングが可能です。
今回はこの建築の基礎工事から木造門型フレームの建て方や屋根工事、外壁工事、
内装工事など、家が完成するまでをレポートして行きたいと思います。
今回の建築進歩状況の掲載はお施主様のご了解を得たレポートになりますが、
建築の所在地や家の間取り等に付いては個人情報厳守によりそれらの公開は
伏せさせて頂きます。
また、サイトをご覧になって、何か分からないことや疑問になったことが
ありましたらお電話やメール、お手紙などで、私、山本までお問い合わせ
を頂ければ、どんな小さなことでもお応えします。
尚ご返事は2~3日くらいの猶予を頂ければ大変有難いです。
また、建築中の建物の見学をご希望される方はご連絡頂ければいつでも
ご案内いたします。
今回の建築は高橋潤建築設計事務所さまからの
ご依頼で数社に於ける入札によって、ご縁を頂きました。このご時世で
本当に有難いことです。
関係者の皆様には日頃より温かいご支援を頂き心より感謝申し上げます。
ラーメン構造の木造門型フレーム
一般の軸組工法は図のように筋交いなどの耐力壁を配置しなければならないため、
開口が狭い敷地では大きな開口部を確保することが出来ません。
新築される建物の構造は木造軸組工法ですが、ガレージを建物の中に取り入れた
ビルトインガレージがデザインされております。
大断面の木造門型フレームの優位性
1)大空間、大開口が容易に出来る。
2)大広間、車庫、店舗、事務所やスケルトンインフィル住宅が容易に出来る。
3)大きな広縁、吹き抜け、2台並列車庫などが容易に出来る。
他には部屋の間取りも大きな空間設計なので構造にはかなりの負担が掛かります。
近年はこのようなビルトインガレージや大空間の要望が多くなっていますので、
このような大空間の建物を建築するときには門型フレームと言う大断面の
木造フレームを使って構造の安全性を確保した上で建築がされます。
今回の建物のフレーム(構造)は木造軸組工法と木造門型フレームの
コラボレーションによって構築されます。自然災害の地震や台風などにも
高い安全性が得られると確信いたします。
次回からは、建築進歩状況を逐次レポートして行きたいと思います。
あっ、大事な事を忘れていました。すいません。今回、建築される敷地の
地盤補強工事がありました。
今回、建築される敷地は地盤の地耐力調査によると少し地盤が弱いため
地盤を強くするために、地盤の改良工事が必要、必須になりました。
次回の報告は地盤の改良工事の様子をレポートいたします。
八木工務店/山本 明