家づくりで二番目に大事なこと

セルロースファイバーは、人と環境にとても優しい断熱材です。

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私共の家づくりで、二番目に大事にしている事にセルロースファイバーと言う断熱材があります。勿論主眼は、断熱材ですから家の断熱のために使用します。しかし、このセルロースファイバーは、実に多彩な性質(家の素材としては、性能と呼ばれています。)を持っております。私共が追求する快適な家づくりには、絶対に外せない素材の一つでもあります。
家づくりで二番目に大事なこと。
永きに渡り、家づくりに取り組んできましたが、断熱材の事となると本当に、色々と悩んで来ました。
そんな中で、14年前、やっと辿り着いたのが、このセルロースファイバーという素材の断熱材でした。
本当に永かったです。いくら探しても私たちが満足する、理想の断熱材に、なかなか辿り着く事が出来ませんでした。このセルロースファイバーとの出会いは、本当に凄い感動ものでした。私たちが、今まで、色々やって来た断熱工事は、一体何だったんだと、ショックを受けた記憶が今でも鮮明にあります。それくらい、このセルロースファイバーは、他の断熱材と比べて、多彩な性能を持っています。私たちの家づくりは、このセルロースファイバー断熱材を標準仕様にしております。【但し、今後このセルロースファイバーのトータル性能を超えた素材が出て来た時には、即、切り替えることになるでしょう。】


セルロースファバー断熱材は以下のような実に多彩な性能を持っております。
1)素材が天然の木質繊維(新聞紙)で出来てるので環境に優しいエコロジーな素材である。
2)製造エネルギーコストが他の断熱材に比べて非常に低いので環境保全の貢献度が高い。
3)セルロースファイバーの一番の優位性は水蒸気の吸湿、放湿に優れた性質を持っている。
4)吸音性に優れているので外部の騒音を高いレベルで低減してくれます。

セルロースファイバーは、天然の木質繊維のこと。なぜ天然の木質繊維が優れているのか。その秘密は自然がつくった小さな空気の粒にあります。セルロースファイバーはさまざまな太さの繊維がからみ合っています。この繊維のからみ合いが空気層をつくることは勿論、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在しているのです。この空気層の存在がよりいっそう熱や音を伝えにくくします。さらに、この木質繊維は優れた吸放湿性を持っていますので、心地よい湿度と温度差のない一番快適な住環境を創ります。


以下の画像クリックで拡大します。
以下の画像はメーカーから建築現場に搬入されたセルロースファイバー断熱材です。
DSCN0306.jpgDSCN0359.jpg

以下の画像は壁と屋根なりにセルロースファバーを吹き込みしている様子です。
吹き込みは、圧送機を使って工事をします。


グラスウールは16Kか24Kくらいが一般的に使用されているかと思います。セルロースは55K以上、このように使われる断熱材の重量がまったく違いますのでセルロースファイバーと比較したら子どもと大学生の力の差が歴然としております。もともと同じ断熱材でも、性格がまったく異なりますので比較すること自体に無理があります。従って吹き上がりはこのように、パンパンに膨れるまで吹き込みをします。セルロースの性質上、とてつもない調湿性能を発揮しますので、心地良い湿度と温度差のない温熱環境が創られます。

以下の画像は、セルロースファイバーの吹き込み工事が完了した様子です。
吹き込みシートのところどころに穴が開いているのが目視できます。
この穴は、吹き込み工事がが完了した時点で透湿シートを使って塞ぎます。




上の8枚の画像の中に屋根までの勾配天井の画像があります。一般的に2階建ての家の場合、断熱材は2階の天井裏に敷き込みをするだけです。私達の家づくりでは2階の断熱工事は天井裏に敷き込みではなく屋根なりにセルロースファイバーを吹き込みをします。この施工は家全体をセルロースファイバーでスッポリ断熱しますので断熱性能が格段に良くなります。勾配天井の断熱はこのように屋根なりの断熱になりますので”綿状の断熱材”(グラスウールやロックウールなど)を押しこむよりセルロースファイバーの吹き込み施工の方が精度と断熱性能は格段に勝ります。

このセルロースファイバー断熱材は100%新聞紙を主原料にしたリサイクル製品で素材はまさに天然木質繊維から出来ており、正しくエコロジー&エコノミーな素材です。
セルロースファイバーは一度、消費されたものを再利用して製品化しているのでリサイクル率は100%になります。資源を無駄にしないと言う点でも環境に優しい配慮がいっぱいのエコ断熱材です。しかも住み心地は、一年中、心地良い快適な生活が得られます。
水蒸気【湿気】の調湿性(吸湿と放湿)に優れた断熱材を使った家は家中で発生する結露を未然に防いでくれます。【収納の中や壁の中、屋根裏、床下などの結露】湿気の多い時は湿気を吸湿し、過乾燥の時は湿気を放湿し湿度を自然にコントロールしてくれます。(セルロースファイバーは、天然木質繊維だから当たり前のこと。)
他にも、天然素材のコルクや亜麻素材があります。それと100%の羊毛など、これらも吸放湿性や保温性に優れて人にも環境にも優しい断熱材ですが価格が高めなのと海外から輸入製品なので採用を断念しました。断熱材の選択は快適な家づくりをするためにすごく重要なポイントになりますので建ててからこんな筈じゃなかったでは大変困ります。断熱材の選択には、じっくりお時間をかけて学んで下さい。


断熱材の種類は、色々とありますが、原料と製造形態で大別すると、
一つに無機繊維系、
二つに木質繊維系、
三つに発泡プラスチック系(石油化学系断熱材)

この3つに分けられると思います。
(これらの断熱材の性質、なんとなくでも覚えておくとお役たちます。)
(1)無機繊維系の断熱材
   
・ガラス系鉱物を主原料としたグラスウール断熱材   
・高炉スラグや玄武石などの鉱石を主原料としたロックウール断熱材

(2)木質繊維系の断熱材
   
・天然木質繊維のパルプ、新聞紙などを主原料としたセルロースファイバー断熱材  
・木材チップを主原料としたインシュレーションボード  

(3)発泡プラスチック系の断熱材(石油化学系断熱材)
・スチロール樹脂を主原料としたビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材              
・スチロール樹脂を主原料とした押出法ポリスチレンフォーム断熱材
・フェノール樹脂を主原料としたフェノールフォーム断熱材
・ポリウレタンフォーム樹脂を主原料とした硬質ウレタンフォーム断熱材

石油化学系の断熱材は、製造エネルギーコストが膨大にかかるのと、今日大きな環境問題になっております、地球温暖化の原因の二酸化炭素の琲出に大きく関わり、住宅の断熱材としての使用は出来れば控えたいです。リサイクルが全くできず、燃やすことも、土中に埋める事もできず、どうする事も出来ない素材として大きな問題を残してます。

「地球に優しく環境を守ろう。」
今日大きな社会問題になっていますが、これらは私たち人間のおごりによって起こした問題です。地球が温暖化し、資源が枯渇して一番困るのは、私たち人間です。あまりにも高度な文明を追い求めた結果が、今日その付けと反省を強く求められています。

お住まいのご計画をお持ちの方へ
断熱材と断熱工法の選択は、より慎重に。選んだ断熱材の性格がそのまんま家の住み心地に出てきます。安全に安心して70年、80年と永く快適に暮らすためにも家の断熱材の役割は大変重要になります。ご自分の家の断熱材は、100%業者任せにしないでじっくり学んでご納得の上でお決め下さい。
【もし、お時間が取れるようでしたら是非、体感ハウスにお越し頂いてセルロースファイバー の性能を体感なさって見て下さい。】

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