施工進捗日記
家の断熱材は、ピュアなセルロースファイバーを標準仕様にしています。
2011/06/30
みなさん、こんにちは、八木工務店の小原です。
本日の施工進歩状況はセルロースファイバー断熱工事の
模様をお伝えします。
今回の建築リポートは、スチールコネクターを使った木造軸組工法+門型フレーム工法で建てる「ビルトインガレージと大空間構造の家」です。建物の基礎工事から門型フレームの建て方やセルロース断熱工事、屋根工事、外装工事、内装工事など家が完成するまでの施工進歩状況をリポートしたいと思います。ご関心のある方は是非ご覧になって下さい。
また、このサイトをご覧になって、何か疑問になったことやお知りになりたい事がありましたら、どんな小さな事でも結構です、私、小原宛てにお気軽にお問い合わせ下さい。尚お問い合わせは、一番下にある「お問い合わせフォーム」をご活用下さい。または、お手紙、お電話、FAXなどでも結構です。
家の断熱材は自然素材でしかも100%リサイクル製品の「セルロースファイバー断熱材」が標準仕様です。
セルロースファイバーは実に多彩な性能【性質・性格】を持った素材です。主眼は断熱をするための素材にすぎませんが、セルロースファイバーは他の断熱材と比較してみて、その性能の優秀性は多岐に渡って際立っています。たかが断熱材だろうと誰しもそう思いますが、100%自然素材であるセルロースファイバーはすごい性能を持ち合わせた究極の断熱材なのです。断熱材に関心のある方は、一度色んな断熱材を検証してみて下さい。
多彩な性能を持ったセルロースファイバーを床下や壁、屋根に専用の機械を使って隙間なく吹き込みますので完全な断熱施工が出来ます。夏は外部からの熱の浸入を阻止し、冬は建物内の熱損失を抑えてくれます。(セルロースファイバーの熱伝導率は:0,034 w/mkで、数値が低いほど断熱性能が良い。)
床下の断熱工事の模様
床下にセルロース断熱をするためのシート貼りをしている様子。床下のシート貼りは、まず初めに、大引き(土台と同じ役目のもの)や根太(床材を受けるもの)の下にシートを貼ります。次にこれらの上場にも貼ります。これで袋状になります。ここにセルロースを吹き込みをして床の断熱が完了します。
壁断熱工事の模様
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外周壁に吹き込み用のシート貼りをしている様子です。このように、シートがキッチリ(ビシッと)貼られると、セルロースも密度の高い施工が出来ます。セルロースが壁内一杯にパンパンに吹き込まれますと、セルロースの調湿性能はさらに高くなりますので
家中の結露防止に大きな効果を発揮します。それに遮音性能も一段と発揮され驚くほど静かな家になります。(この、吹き込み用のシートは、空気、水などは透過出来ませんが、水蒸気は自由に透湿出来ます。)
屋根なり断熱工事の模様
セルロース断熱の家は屋根断熱が標準仕様です。しかも断熱工事は専門職の断熱屋さんが行います。【普通の家は、天井裏にグラスウールやロックウール等をを大工さんが施工します。】このような、勾配天井で屋根まで吹き抜けた家の断熱工事は、セルロースファイバーの独断場になります。施工は、屋根の骨格(通常屋根タルキと言います。)にシート貼りをして、そこにセルロースを吹き込みを
します。
セルロースの吹き込みは圧送機を使ってどんな小さな隙間にも吹き込みが出来ます。
左、画像は圧送機によってセルロースファイバーが床下、壁、屋根、に吹き込みされます。
右の画像は、壁内にセルロースファイバーの吹き込みをしている様子です。
本日は、セルロースファイバーの断熱工事の模様をお届けしました。サイトにお越し頂いた方で、住まいづくりをお考えの方、断熱材の選択は家づくりの中で大変重要なファクターに挙げられると思います。たかが、断熱材なんて思わないで、少し慎重に色々な断熱材の性格、性質を検証なさって、納得されたものをお決めになって下さい。Auther/小原
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