施工進捗日記
門型フレーム工法のビルトインガレージと大空間構造の家が上棟しました。
2011/06/13
みなさん、こんにちは、八木工務店の小原です。
施工進歩状況は、構造体の建て方(棟上げ)に入りました。
門型フレームを使った構造体の組み上げ状況をリポートします。
今回の建築リポートは、スチールコネクターを使った木造軸組工法+門型フレーム工法で建てる「ビルトインガレージと大空間構造の家」です。建物の基礎工事から門型フレームの建て方やセルロース断熱工事、屋根工事、外装工事、内装工事など家が完成するまでの施工進歩状況をリポートしたいと思います。
また、このサイトをご覧になって、何か疑問になったことやお知りになりたい事がありましたら、どんな小さな事でも結構です、私、小原宛てにお気軽にお問い合わせ下さい。尚お問い合わせは、一番下にある「お問い合わせフォーム」をご活用下さい。または、お手紙、お電話、FAXなどでも結構です。
——木造門型フレーム構法とは——
骨太い柱と大断面の梁(はり)を強靭なスチールコネクターを使って構造体を構築します。この構築されたフレームが門のような形状であることから門型フレームと呼んでいます。門のスパン(間隔)、または、柱と柱のスパン(間隔)は8メートルくらい開けることが出来るため、並列で2~3台のパーキングが悠々と出来ます。しかも安全性の高い構造が確保出来ますので、スケルトンインフィルの空間設計やビルトインガレージの家を叶えるには、一番の最良の建築工法かと思います。
今回の建築は「CREATION/クリエイション一級建築士設計事務所」さまのご依頼によってご縁を頂きました。関係者の皆様には日頃より温かいご支援を頂き心より感謝申し上げます。弊社社長以下社員一同さらに精進いたします。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
基礎のコンクリート養生期間が完了し、いよいよ構造体の建て方に入りました。門型フレームを使ったビルトインガレージと大空間構の建築リポートです。
画像クリックで拡大します。
画像は、門型フレームにコネクターを取り付けている様子です。このように柱や梁にコネクターが取
り付けられて門型フレームが完成します。画像で見ても柱や梁の大きさに圧倒されます。やはりス
パンが6~7m飛んでいるとこれくらいの断面になります。
(関心のある方は是非、一度ご覧になって下さい。)
画像クリックで拡大します。
こちらの画像は、門型フレームの構造柱が基礎に直結されている様子です。
このように門型フレームの柱は、土台を介さないで、コンクリート基礎にアンカーボルト4本使って緊
結されます。基礎も通常より幅広い基礎が必要になります。
拡大画面でご覧下さい。
門型フレームが組み上がった様子です。門型フレームは、このように骨太の柱と大断面の梁がスチ
ールコネクターによって構築されます。正しく木造ラーメン構造です。組み上がると、本当に迫力のあ
る構造体になります。
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ポッカリと大きく開いている3枚の画像は、家族空間【リビング】の吹き抜けになります。
“ふれあい広がり間取りの設計”の基本コンセプトに吹き抜けは、家族空間に設えなさいとあります。間違っても玄関に吹き抜けは造らないことがあります。(百害あって一利なしと言われます。)リビングに吹き抜けを造る理由は、見栄やカッコで造るのではありません。
家族空間のリビングに吹き抜けがあることで、1、2階の家族のふれあいをいつも感じながら生活が出来るという点が大きな理由です。それと、もう一点大きな理由がありました。それは、家中の湿気をこの吹き抜けがコントロールしてくれます。
1,2階のサッシを開けてみれば分かりますが、サッシを開けることで、新鮮な空気が吹き抜けを通りぬけて、淀んだ空気を一緒に排出してくれます。ちょっと蒸し暑い日などは、思い切ってサッシを開けて新しい空気を入れ替えてみて下さい。
正しくパッシブなさわやかさが得られると思います。
【吹き抜けを見上げている方は、この建物を設計したクリエイション設計事務所の佐藤 所長です。
門型フレームとスペースロック工法による堅牢な構造体に手ごたえを感じられておりました。】
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