施工進捗日記
木造3階建の共同住宅が建築スタートしました。
2010/06/04
みなさんこんにちは、八木の鹿島です。
今回の建築レポートは木造軸組スチールコネクター工法で建てる3階建の
共同住宅(賃貸アパート)です。
こちらのイメージパースはお施主さまのご了解を頂き掲載しております。
建物は、一般的な木造軸組工法の構造をより強化したスチールコネクター工法によって
建築されます。建物の上棟【棟上げ】は6月末から7月上旬を予定しております。
これから建築をご検討されている方は是非一度ご見学をお勧めいたします。
ご希望の方はお電話かメールでお知らせ下さい。
これから基礎工事に入りますが、建物の完成までの建築進歩状況をお届けしたいと思います。これまでの進歩状況はサイトメニューの「施工進歩日記」をご覧ください。
また、ご覧になって何か疑問になった事やお聞きしたい事などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせはサイトメニューのフォームからお願いいたします。
建築地は敷地(土地)の地盤が弱かった為、地盤を強くする補強工事が必要になりました。建物を建築する場合、敷地の強度がすごく大事なこと、ご存知ですか。
敷地は見た目はどれも同じように見えますが、場所によって地盤の強度は異なります。
もし、地盤調査をやらずに、地盤の弱いところに建物を建ててしまうと、不揃いで沈下する、所謂不同沈下を引き起こすリスクが高くなります。また将来起こりうる大きな地震などを想定した時もやはり心配になります。
今回の地盤補強工事は柱状改良工法によって地盤の補強工事が行われました。
その時の様子を画像にしましたのでご覧ください。
柱状改良工法の特徴はセメント系固化材と水をあらかじめプラントで攪拌(かくはん)してミルクセメントを作り、それをポンプで圧送し攪拌機(かくはんき)のロッドの先から噴出して地中で、土と混ぜ合わせドロドロ状(スラリー状)になるまで良く混合攪拌(こんごうかくはん)して鉄杭(鉄パイプ)を入れてコラム杭が完成します。
画像クリックで拡大します。
・柱状改良に使用するセメントミルクを注入するための掘削を行っている様子です。穴の大きさは直径600mmで注入するセメントミルクの体積分を掘削します。深さは地盤調査のデータ解析によって決められます。
・プラントから圧送されたセメントミルクは掘削機のロッド先端から噴出して混合攪拌(こんごうかくはん)します。
・セメントミルクの注入完了間近かに鉄杭(スチールパイプ)を入れてコラム杭が完成します。養生を最低2~3日行いますと柱状改良工法による地盤補強が完了します。その後は基礎の着工に入ることが出来ます。
地盤の補強工事が完了しましたので、いよいよ基礎工事が着工されます。
次の画像は基礎のフーチンに当たる部分の土を鋤きとっている様子です。
地盤補強の柱状杭が良く見えます。この柱状杭が鉄筋コンクリートのベタ基礎を支えてくれますので、地盤の不同沈下は、まず発生しないと思います。
次回の建築レポートは、ベタ基礎の鉄筋工事をレポートしたいと思います。
本日は、私共のサイトにお越し頂きありがとうございました。
また、お会いしましょう。 八木/鹿島